11月18日(水)から開催された、メディアとエンタテインメント関連産業の最新情報が一堂に集まる“メディア総合イベント”「Inter BEE 2020 ONLINE」。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインで実施されました。例年通り、当社も出展。お客さまにより詳細な情報をご紹介できるよう、Inter BEE公式サイトへの出展に加え、当社ウェブサイト内にも独自の「Inter BEE 2020 スペシャルサイト」をオープンし、当社初の大規模オンライン展示となりました。スペシャルサイトの概要やオンラインセミナーの様子を、当社の営業やお客さまの声とともにご紹介します。
今年のテーマは「お客さまのビジョン、私たちのチャレンジ Live Your Vision」。当社の注力ソリューションである「Imaging」「IP」「HDR」「Cloud」「AI」と、Remote(遠隔)、Realtime(ライブ性)、Reality(映像表現力)の“3R”とを掛け合わせ、お客さまの業務改善にご活用いただける製品やソリューションをご紹介しました。スペシャルサイトは、「オンライン展示ソリューション」コーナーと「オンラインセミナー」コーナーを中心に構成。お客さまに寄り添い、課題をともに解決していくという当社の思いを込めて、さまざまなソリューションをオンラインで展示しました。
新たな製品やソリューションをご紹介する「オンライン展示ソリューション」は、8つのカテゴリーに分けてご紹介しました。お客さまの業務とのかかわりをイメージしていただきやすくするため、映像制作の中心となる「Cinema」「報道/ドキュメンタリー」「Live/HDR」「IP Live」、働き方改革やコロナ禍の影響により関心度が高まっている「ストリーミング/ウェビナー」「クラウド/データマネジメント」「AI」といったソリューションを軸にカテゴリーを展開。さらに、ソニーの最新テクノロジーにふれていただける「XR/自由視点」もご紹介しました。
~Cinema~
映像制作の現場で培われたルックと、クリエイターの皆さまからの高いご要望にお応えできる信頼性や操作性を兼ね備えたCinema Line。「VENICE」、「FX9」のバージョンアップ情報に加え、フルサイズセンサーによる表現力と機動性で高い注目度を集める新商品「FX6」をご紹介しました。
~報道/ドキュメンタリー~
取材現場にワークフローのさらなる効率化とスピードをもたらすカムコーダーのネットワーク機能や、報道制作向けクラウドサービス「XDCAM air」との連携によるワークフローをご紹介。加えて、XDCAMドライブやオーディオ、カメラなど、現場での運用をさらに高めるトピックスも展示しました。
Cinema
報道/ドキュメンタリー
~Live/HDR ~
現場のRealityを確実に捉え、鮮やかに映し出すソニーのEnd to End HDR映像制作ソリューション。高品質な映像制作を支えるシステムカメラのラインアップや、4K HDR/HD SDRの同時ライブ制作を実現する「SR Live for HDR」など、ライブ制作運用をさらに効率化する製品/ソリューションをご紹介しました。
~IP Live~
これまで多くの放送局様に導入いただき、近年では地方局にも広がりを見せている「IP Live」。コロナ禍の影響で、リモート制作や限られたリソースの効率的活用といった需要も高まっています。リモートプロダクションやリソースシェアなど、ニューノーマル時代に必要とされるライブ制作のワークフローをご紹介しました。
Live HDR
IP Live
~クラウド/データマネジメント~
リモート環境での映像制作を支援するソリューションを展示。クラウド上で映像、静止画などの素材を効率的に管理できる「Ci Media Cloud Services」や、クラウド・オンプレミス両対応のコンテンツ管理システム「Media Backbone NavigatorX」などをご紹介しました。
~ストリーミング/ウェビナー~
シンプルな機材構成と省人化されたオペレーションで、効果的な映像配信を実現。カメラやスイッチャーから直接、SNSへのライブ配信が可能な「シンプルライブストリーミングソリューション」や、AIを活用し、背景合成や板書の透過などを自動で行う「エッジ・アナリティクス・アプライアンス」などをご紹介しました。
クラウド/データマネジメント
ストリーミング/ウェビナー
~AI解析ソリューション~
映像制作領域における広い知見に基づいた、ソニーのAI解析ソリューション。「働き方改革×コンテンツ価値向上」をコンセプトに、さまざまなAIエンジンの解析結果を統合的に活用し、自動的にハイライトシーンやメタデータを生成するコンテンツ解析サービス「Media Analytics Portal」や、株式会社TBSテレビ様と実証実験を進めてきた字幕の自動生成システム「もじぱ音声認識テキスト化システム」などをご紹介しました。
~XR/自由視点~
映像コンテンツに新たな価値をもたらす、ソニーの最新テクノロジー。人物や背景を3次元デジタルデータに変換し、仮想空間上で配置・演出することで、リアルとバーチャルを融合させる「ボリュメトリックキャプチャ技術」や、約10秒で360度の自由視点映像を生み出す実証実験などをご紹介しました。
AI
XR/自由視点
今回の展示の目玉は、全30種類におよぶオンラインセミナー。当社製品を実際にご活用いただいているお客さまや、映像業界の著名クリエイターにご登壇いただき、ユーザー視点での率直なご意見をいただくことを目指したセミナーは、大変多くの方々にご視聴いただきました。このオンラインセミナーは、スペシャルサイトで再配信しています。見逃してしまったお客さまも、もう一度ご覧になりたいお客さまも、ぜひご視聴ください。
株式会社4th Filmの曽根 隼人様
映像監督のYP様と、株式会社Vook 代表取締役の岡本 俊太郎様
今回、初めてのオンライン開催となったことで、お客さまへのご案内も、今までとは異なる方法を模索しました。また、初のオンライン開催に、ご来場いただいたお客さまはどのような感想を持たれたのでしょうか。当社営業部門から、現場の生の声をご紹介いたします。
当営業部では、ご案内資料をメールでお送りするほか、お客さまのもとへ直接持参するなど状況に応じてご対応させていただきました。ご訪問いただいたお客さまからは、スペシャルサイトで製品・ソリューション情報がまとめて閲覧できることが好評でした。なかでも、クラウドやリモートのソリューションにご興味を持たれた方が多く、新型コロナウイルスの影響もあると考えています。また、ソニーだけでなく、各社も数多くのセミナーを開催していたため、すべて見られないというご意見もありましたので、そういったお客さまにはスペシャルサイトでのセミナー再配信を順次ご案内していきます。オンラインでの開催期間中は、お客さまのご意見をお聞きすることができないので、終了後に改めておうかがいしながら、お客さまの課題解決のお手伝いをさせていただければと思っています。
ソニービジネスソリューション株式会社 小菅
スペシャルサイトは情報が豊富なため、見どころの絞り込みに悩むお客さまも少なくありませんでした。そこで、それぞれのお客さまに合ったテーマをピックアップして「ここだけはご覧になってください」とご案内することで、まずはサイトへご来場いただき、サイトの魅力で閲覧範囲を広げていただくことを目指しました。特に、民放ローカル局ではIP Liveがホットな話題となっているので、関連するセミナーとIP Pavilionを重点的にご案内しました。また、オンラインセミナーはライブ視聴された方からの反響が大きく、その評判を聞いて録画視聴を楽しみにしているお客さまもいらっしゃいます。時間や場所の制約に縛られないというWebの利点を生かして、継続的なソリューション提案へとつなげていきたいと思います。
ソニービジネスソリューション株式会社 酒井
多くのお客さまにオンラインセミナーをご視聴いただいたことに加えて、スペシャルサイトにもご訪問いただき、誠にありがとうございました。スペシャルサイトは、2021年2月26日まで開設しておりますので、引き続きご視聴、閲覧のほど、よろしくお願いいたします。