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TOHOシネマズ株式会社 様

2016年7月現在

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アトラクション型4Dシアター 最新の体感型4Dシアターを全国へ展開 動く椅子、ミストや香りなどの特殊効果で、お客さまに新たな感動を提供 TOHOシネマズ株式会社 様
TOHOシネマズ
東宝グループの一員として、全国で数多くの映画館を経営するTOHOシネマズ様。同社は「GOOD MEMORIES」を理念に掲げ、お客さまに快適な環境で優れた映像作品を楽しんでもらえるよう、日々サービスの向上に努めていらっしゃいます。
2015年3月、同社は新たな顧客の開拓を目指し、国内で初めてソニービジネスソリューションより米MediaMation社の体感型4Dシアター「MediaMation MX4D(以下、MX4D)」を導入。客席が上下左右に動き、ミスト、香り、ストロボ、煙などの特殊効果によって作品への没入感を高め、エンターテインメント型の新しい映画鑑賞スタイルを実現しています。お客さまからの多くの支持が得られ、2016年7月現在、全国12のシアターに展開。今後、さらなる拡大が見込まれる「MX4D」について、導入の背景や効果、ソニーが果たした役割、今後のソニーへの期待についてお話を伺いました。

従来のシアターより座数減でも高い収益性を実現

TOHOシネマズ新宿 支配人 小林 正樹氏

TOHOシネマズ新宿 支配人 小林 正樹氏

ソニービジネスソリューション 営業担当 條々

ソニービジネスソリューション 営業担当 條々

《小林氏》 TOHOシネマズ新宿は2015年4月17日、31階建ての複合インテリジェントビル「新宿東宝ビル」内にグランドオープンした都内最大級のシネマコンプレックスです。当館はTOHOシネマズのフラッグシップ店に位置付けられており、観客動員数は全国の映画館の中でもトップクラスと自負しています。コンセプトは、実物大のゴジラヘッドに象徴される「最強の映画館」。最新の映像システムや音響システム、フットレスト付きの電動リクライニングシートなど、お客さまに多彩なエンターテインメントを体験いただけるさまざまな設備が揃っています。「MX4D」についてもTOHOシネマズグループの中でも、早い段階で導入いたしました。
《ソニー 條々》 TOHOシネマズ様にはソニー製デジタルシネマプロジェクターをご導入いただいており、以前からお付き合いがありました。そういったご縁から4Dシステムについても早くからご相談をいただき、弊社より米国MediaMation社のMX4Dシステムを提案させていただきました。米国からの製品の調達、国内でのサポート体制、従業員の方々へのトレーニングなど、新しいシステムでも安心して導入いただけることを訴求し、ご採用いただきました。
《小林氏》 全社戦略の一環でTOHOシネマズ新宿においても「MX4D」が導入されることが決定したとき、正直なところ、現場の支配人として半信半疑の部分もありました。「MX4D」を導入しているスクリーンでは通常の座席なら220席を組み込めるスペースがあります。しかし「MX4D」では座席の大きさや設備の違いから、座席数を約60%程度に減らさなくてはなりません。座席が減ってしまう分を価格の上乗せや回転率で通常のスクリーンよりも収益性を高めることができるのか、正直不安もありました。けれども、実際に上映がスタートすると、そうした懸念は完全に払拭されました。「マッドマックス」「ジュラシック・ワールド」「進撃の巨人」「スターウォーズ」と、4Dの効果を最大限に活かせる映画の公開が続いたことも追い風になり、客席の稼働率は一般の席と比べて圧倒的に高く、予約についても真っ先にシートが埋まります。また客足が落ちるペースもゆるやかで、ロングヒットにも繋がっています。2015年8月公開の「ジュラシック・ワールド」では、チケットの販売開始と同時に完売する状況が続き、さらに「スターウォーズ」では、これを上回る勢いがありました。通常料金プラス1,200円(一部劇場は1,000円)という価格設定と高い稼働率により、座席数の少なさを充分カバーして余りある収益を上げることが可能になりました。これはかなり大きな成果だと思います。
《ソニー 條々》 競合システムと比較して、「MX4D」は劇場側で上映作品の編成や上映期間をコントロールでき、自由度が高い利点があります。TOHOシネマズ様、および各劇場の支配人の方々の戦略に合わせて柔軟に作品を組めることも相まって、高い収益率につながったのだと思います。

お客さまに新しい楽しみ方を提供し、高い満足度を実現

TOHOシネマズ新宿 MX4Dシアター 1 TOHOシネマズ新宿 MX4Dシアター 2

TOHOシネマズ新宿 MX4Dシアター

《小林氏》 これまでにない映画の楽しみ方ということで、お客さまにも十分に満足いただいているようです。「MX4D」をご利用くださっている方は、大学生~30代が中心で、通常と比べると女性の割合が高いように思われます。女性同士やカップルも多く、テーマパークのアトラクション感覚で楽しんでいただいているようです。お客さまの中には、同じ作品を通常スクリーンで見て、「MX4D」でもう一度見て、と何度も楽しんでいただいている方もいるほどです。
4Dシステムではお客さまが座るシートに仕掛けがあり、映画のシーンに合わせてシートが動いたり、風や香りが流れたり、ミストや煙がたちこめたりとさまざまな演出が行われます。実際、私たちも試写をする時に椅子に座ってみることがありますが、「MX4D」はシートの動作がとても滑らかですね。映画の世界に没頭して楽しむことができると感じました。
《ソニー 條々》 4Dシステムの動力は主に電気か空気圧かに分かれるのですが、「MX4D」では空気圧方式を採用しています。電気よりも動きがなめらかで、より没入感を演出できるようになっています。

営業時間のわずかな合間を縫っての導入、運用も安定

タッチパネルでメンテナンスを行う様子 1 タッチパネルでメンテナンスを行う様子 2

タッチパネルでメンテナンスを行う様子

《小林氏》 TOHOシネマズ新宿は、2015年6月に「MX4D」を導入しました。すでに営業開始後の導入であったため、さまざまな制約の中での作業になりました。そうした難しい状況であっても、ソニーには予定通りに作業を進めてもらうことができました。
《ソニー 條々》 映画館という業態を考えると、導入のタイミングはお正月や夏休みといった稼ぎどきを逃さないようにしなければなりません。また、深夜から早朝の限られた時間しか作業に使えません。時間の制約が厳しい中で導入を行う必要がありました。
加えて、搬入作業では機材サイズの関係で通常搬入口が使用できず、劇場入口のエスカレーターから搬入しました。シートは4連になっており、約300kgの重量があるため、かなり大変な作業になりました。入念に調整をし、なんとかオンスケジュールで終わらせることができてよかったです。
《小林氏》 「MX4D」の運用については、初期トレーニングやトラブルシューティングを実施してもらったおかげで、かなり安定した運用ができています。「MX4D」を国内の映画館で導入するのは、TOHOシネマズが初めてということもあり、私たちも運用面で初めての経験ばかりでしたが、致命的なトラブルもなく、スムーズに導入できました。現場のスタッフの習熟度も上がり、確実に運営の安定度は高まっています。ソニーのサポートについては、技術面や運用面などさまざまな面からご支援いただき、大変感謝しています。

国内に4Dプログラム拠点を開設しコンテンツ面からも上映をサポート

写真左から TOHOシネマズ株式会社 小林氏 ソニービジネスソリューション株式会社 條々

写真左から
TOHOシネマズ株式会社 小林氏
ソニービジネスソリューション株式会社 條々

《ソニー 條々》 ソニーでは「MX4D」の拡充に並行して、4Dの動きをプログラムできる拠点を世界で初めて国内に開設しました。これにより、特に邦画に関しては監督さん監修のもとに4Dの動きをつけてもらうことができるようになります。どのような演出を、どんなタイミングで行うか、より監督の意図にあった4D作品作りがスムーズにできる環境が整ってきました。
また洋画は4D版の予告編がない場合が多いのですが、邦画については国内拠点ができてから予告編にも動きがつけられるようになりました。コンテンツ面からも「MX4D」の付加価値をより高める仕組みを強化したいと考えています。
《小林氏》 TOHOシネマズでも、初のMX4D専用アニメ作品となる「カゲロウデイズ」など予定されています。今後は、過去作品の4D化にも期待しています。劇場ではその地域ひとつひとつに合わせた上映作品・上映時間の選定が重要です。4D作品の選択肢が増えることで、劇場ごとの個性もよりはっきりとしてきます。お客さまにもたくさんの選択肢ができ、劇場に足を運んでいただく機会が増えれば大変ありがたいことです。
とはいえ、どんな設備もいずれ古くなります。映画館は"鮮度"が重要です。現在「MX4D」は大変成功を収めていますが、それに甘んじることなく、お客さまに楽しんでいただける「最強の映画館」でありつづけたいと思います。ソニーには、今後も新しい提案を期待したいです。
《ソニー 條々》 過去作品の4D化については、コンテンツホルダーの方々と広くタッグを組んで新しい取り組みが始まっています。ソニーのエンターテインメント分野での実績も活かしながら、TOHOシネマズ様に鮮度のあるご提案をしていきたいと思います。

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