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株式会社横浜スタジアム様

スタジアムソリューション 徹底したファン目線に立って共に創りあげた新しいスタジアムソリューションのかたち メインスコアボードのリニューアルによりエンタテインメント性に優れた映像演出を可能に 株式会社横浜スタジアム 様

横浜スタジアムは、日本初の多目的スタジアムとして誕生、横浜市民や野球ファンから“ハマスタ”の愛称で親しまれており、現在は、横浜DeNAベイスターズのホームスタジアムとして、球団とファンや地域をつなぐ大きな役割を果たしています。

2012年よりスタートした横浜スタジアムリニューアル・プロジェクトは、「コミュニティボールパーク」化構想 別ウィンドウで開くに基づき、さまざまなリニューアルプランを具現化しています。今回ご紹介するスコアボードの全面フリーボード化もその一環として、ソニービジネスソリューション株式会社が設計施工を担当、国内球場のメインスコアボードでは最も高精細の15.88mmピッチの大型映像装置と、エンタテインメント性に優れた映像演出を可能にするフルハイビジョン放送室設備を導入しました。球場の顔ともいえるメインスコアボードの全面リニューアルだけに、関係者の方の思いやこだわりが込められた印象深いプロジェクトとなりました。プロジェクトを統括された(株)横浜スタジアムの重田次長に導入の経緯と、それにまつわるエピソードについてお話を伺いました。

背景と課題

スタジアムのリニューアル・プロジェクトでは、「エキサイティング・シート」と呼ばれるグラウンドにせり出したシート、3~5名のグループで利用できる「BOXシート」、カップル・親子でゆったり座れる「ツインシート/トリプルシート」の新設をはじめ、スタジアム外周も横浜DeNAベイスターズのチームカラーに統一するなど、視覚的なエンタテイメント性や快適性を高め、非日常を楽しむ空間づくりをめざしています。今回のスコアボードの全面フリーボード化は、その一環として行われたもので、映像演出の工夫によるエンタテイメント性を徹底した観客目線で追求しています。

“All Sony”の総合力と実績を評価、満場一致で決定

高精細15.88mmピッチの大型映像装置。1画面フル表示から最大4画面分割表示まで可能。

《重田氏》 今回は、大型映像だけではなく、放送室設備も含めて、トータルソリューションとしてご提供いただける点が決め手の一つとなりました。ハード面はもちろん、大型映像を使ってどのような映像空間が創出できるかというソフト面を含めた総合的な提案をいただけた点が大きかったと思います。また、“将来的には、こんなこともできます”というご提案もいただき、ソニーグループの奥深さを感じました。

《ソニー 営業》 球場にいらっしゃる方がご覧になるのは、選手のプレーですが、その次が大型映像で、まさに球場の顔。“横浜スタジアムが元気になること=横浜が元気になること”ですから、私たちとしても、そこに貢献したいという想いで臨みました。思い返すと、重田さんとハードウェアの話をした記憶があまりありません(笑)。むしろ“大型映像が完成したら、こんなことがしたい、こんなことができたらいいですよね”と、完成後にどんな演出をするかという話に夢中でした。“規模の拡大を追うより、ハマスタらしさを徹底して追求し、ナンバー1ではなくても、オンリー1をめざそう”と、そんな話をしていました。

コンテンツと演出における、徹底したこだわり

《重田氏》 最もこだわったのは、放映するコンテンツと、それらの表示レイアウトでした。

《ソニー 営業》 横浜スタジアム様と球団様が米国のオールスター戦開催にあわせて渡米され、本場のエンタテインメントとしての野球場のあり方を視察されたとお聞きし、私たちもそれに応えて、球団ロゴを回転させるなど、日本のスタジアムでは前例のない新しい演出上の試みにトライしました。

《重田氏》 こちらの意向をお伝えすると、技術チームの方が、次のミーティングの時に、新しい提案資料をしっかりまとめていらっしゃる。今回、放送室を1Fと2Fに分離したのですが、狭い部屋を見事にレイアウトしていただきました。そういうやり取りを繰り返しながら、最終のシステムが決まっていきました。

《ソニー 営業》 私たちもこれまでの経験から、それなりのノウハウを蓄積していると思っていたのですが、現場の方にお話を伺うと、球場独自の視点や個性があり、新しい気づきの連続でした。特に観客の方が球場にいらしてから、お帰りになるまでの流れの中で、どのタイミングで、どういう映像を流すかという演出を、徹底的なファン目線に立って意見されるスタジアムスタッフの方との議論は、大変勉強になりました。そういう有意義な時間を何度も重ねたことで、当社のエンジニアも、具体的な発想がいろいろ生まれ、課題を一つ一つ解決していくことができたと思います。

《重田氏》 本当にキャッチボールしながら創り上げた感じでしたね。一緒にゴールイメージを共有できたことは大きかったと思います。

ファンの目線で考える

フルハイビジョン放送室設備

《ソニー 営業》 今回、国内球場のメインスコアボードとしては、最も高精細の大型映像を、というコンセプトでご提案いたしました。スタジアム様内部で、“ここまで高精細のものが必要なのか”というご意見もあったようですが、2年後3年後を見据えてのご判断だったと思います。

《重田氏》 解像度にはこだわりました。CM映像などを流す上でも高精細な表示ができることは、大きな強みになります。解像度があるからこそ、1画面フル表示から最大4画面の分割表示まで対応可能ですし、試合の流れにリンクした多彩な演出ができるようになりました。

《ソニー 営業》 ラミレス選手の2,000本安打のカウントダウンの際に、生涯成績が表示されたのは印象的でした。あれこそ、ファン目線の典型ですね。1,998本と表示されれば、その日に来場された方は、今日2,000本安打が出るかもしれないという期待感で盛り上がる。こういう発想は、ファンが何を求めているのかということをよくご存知だからこそと思います。

《重田氏》 横浜スタジアムにいらっしゃる方は、コアな野球ファンが多いので、見たい情報をより多く、かつタイムリーに表示したいと思いました。ただその一方で、オペレーションが猥雑になるのは避けたいので、そういうリクエストもさせていただきましたが、使いやすいシステムとなり、大変助かっています。

場を盛り上げていくために

《重田氏》 大型映像導入後のお客さまの反応もよく、コミュニティボールパーク化構想を含め、リニューアルは大成功だったと感じています。

《ソニー 営業》 試合の合間に、観客席のファンの方を大型映像に映し出し、その写真をプレゼントするなど、場のエンタテインメント性をとても大切にしていらっしゃいますね。

《重田氏》 以前から実施していたサービスですが、大型映像は迫力がありますので、皆さん、喜んで手を振ったり、「撮って!」とアピールしたりされています(笑)。

《ソニー 営業》 一体感があっていいですね。ソニーグループとしても“場のビジネス”に力を入れているので、今後は、ソニーグループの多彩なリソースを活用して、スタジアムの永続的な賑わいに貢献できればと考えています。今回のシステムは、横浜スタジアム様とソニーで共に創り上げた作品と自負しています。共に感じ、共に心を揺さぶられる感動を、さまざまな場面で体験することができました。プロジェクトに携わったメンバーを代表して心より御礼申し上げます。

《重田氏》 ちょっとしたアイディアでも、真摯に耳を傾け、一つ一つの解決策を一緒に考え、叶えていただいたこと、本当に感謝しています。まさに、パートナーとして本音で仕事をさせていただきました。

《ソニー 営業》 私たちとしても、今回の出会いによって新しいソリューションのかたちを勉強させていただきました。今後ともお役に立てるよう頑張ります。本日は、ありがとうございました。

導入機器・システム

  1. 1.大型映像
    横25.400×縦9.906m
    型式:LPU-1601
  2. 2.サブスコアボード
    横10.240×縦1.920m
    型式:LPU-2001
  3. 3.放送室機器
    HDC-2000、MVS-3000、XDS-PD1000、IXS-6600、PVM-740 他
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